【出典:全訳読解古語M】
あま-ぎ・る【天霧る】

[自ラ四]
[活用]ら・り・る・る・れ・れ
(雲や霧などで)空が曇る。
[例]「梅の花それとも見えず久方ヒサカタの−−・る雪のなべて降れれば」〈古今・冬・334〉
[訳]梅の花はどれだか区別がつかない。あたかも(久方の)空が曇るように雪が一面に降っているので。〔注〕「久方の」は「天アマ」の枕詞。


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