【出典:全訳読解古語M】
おに-ひとくち【鬼一口】

鬼が一口で人を食うこと。また、鬼に食われるような、危険にあうこと。
[例]「母の親、『これは』とたづね来て、引ったてゆかれし。思へばむかし男の−−の雨の夜のここちして」〈浮・好色五人女〉
[訳](女の)母親が、「ここにいたか」と、探しに来て(女を)引きたてて連れて行ってしまった。思えばちょうど「昔男(=「伊勢物語」の主人公)」が鬼に一口で女を食われた、あの雨の夜のような気持ちがして。


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