【出典:全訳読解古語M】
おぼろ-づくよ
【朧月夜】
[名](「おぼろづきよ」とも)ぼんやりとかすんでいる春の夜の月。また、月がそのように見える夜。
[例]「照りもせず曇りもはてぬ春の夜の−−にしくものぞなき」〈新古今・春上・55〉
[訳]照るというわけでもなく、すっかり曇ってしまうというわけでもない春の夜の、
ぼんやりとかすんでいる月
の情趣に及ぶものはないことだ。
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