【出典:全訳読解古語M】
さは-やか( サワ−− )【爽やか】

[形動ナリ]
[活用]なら・なり(に)・なり・なる・なれ・なれ
(「やか」は接尾語)
(1)気分がさっぱりするさま。すがすがしいさま。
[例]「女君は、暑くむつかしとて、御髪ミグシすまして、すこし−−・にもてなしたまへり」〈源氏・若菜・下〉
[訳]→「むつかし(1)」用例訳
(2)はっきりしているさま。明白なさま。
[例]「人々いと苦しと思ふに、声いと−−・にて」〈源氏・真木柱〉
[訳]女房たちがほんとうに見苦しいことと思っているのに、(近江の君は)声もまことにはっきりと(夕霧に言い寄る)。
(3)あざやかなさま。鮮明できれいなさま。
[例]「馬・物の具、まことに−−・に勢ひあって出で立たれたり」〈太平記・14〉
[訳]馬や武具を、実にあざやかに威風堂々と整えてご出発なさった。
【関連語】
類義語に「さはらか」がある。「さはやか」が気分・病気・動作などについて主観的に感じられたようすを表すのに対し、「さはらか」は、髪の毛の状態や部屋のありさまなどが、こざっぱりしていて、客観的に目に見えたようすを表すものとして用いられる。


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