【出典:全訳読解古語M】
はる-た・つ【春立つ】

立春を迎える。春になる。
[例]「ひさかたの天アメの香具山カグヤマこの夕へ霞カスミたなびく――・つらしも」〈万葉・10・1812〉
[訳](ひさかたの)天の香具山にこの夕方霞がたなびいているよ、どうやら春になったらしい。〔注〕「ひさかたの」は「天」の枕詞。


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