【故事ことわざ】
(いち)を聞(き)いて十(じゅう)を知(し)る 《故》
[出典] 〈論語(ろんご)・公冶長(こうやちょう)
才知がきわめてすぐれていること。一つのことを聞いて十のことまで知る。わずかな示唆(しさ)で、物事のすべてを理解するという意味。
[原文] 「子(し)、子貢(しこう)に謂(い)いて曰(いわ)く、女(なんじ)と回(かい)といずれか愈(まさ)れる、と。対(こた)えて曰く、賜(し)(子貢の字(あざな))や何ぞ敢(あえ)て回を望まん。回や一を聞いて以(もっ)て十を知る。賜や一を聞いて以て二を知る、と〔孔子が子貢に言われた、お前と顔回とでは、どちらがすぐれていると思うか。子貢がお答えした、私は顔回と肩を並べようなどと思ったことはございません。顔回は一を聞くと十を悟ります。私はせいぜい一を聞いて二を悟るだけです〕」


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