【出典:全訳読解古語M】
うべな-うべな
【宜な宜な】
[副](副詞「うべ」+詠嘆の終助詞「な」)実にもっともなことで。なるほどなるほど。
[例]「やすみしし我が大君は−−我を問はすな秋津島
アキヅシマ
倭
ヤマト
の国に雁
カリ
産
コ
むと我は聞かず」〈紀・仁徳〉
[訳](やすみしし)わが天皇は、
なるほどなるほど
私にお尋ねになるのですね。(秋津島)大和の国で雁が卵を産むとは私は聞いたことがない。〔注〕「やすみしし」は「我が大君」の、「秋津島」は「倭」の枕詞。
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