【出典:全訳読解古語M】
くれ-つ-かた
【暮れつ方】
[名](「つ」は、「の」の意の上代の格助詞)
(1)日が暮れるころ。夕方。
[例]「御文
フミ
ばかりぞ−−ある」〈源氏・葵〉
[訳](源氏の)お手紙だけが(御息所
ミヤスドコロ
のもとへ)
夕方
に届く。
(2)季節や年の終わり。
[例]「年の−−は、対
タイ
などにはいそがしく」〈源氏・若菜・下〉
[訳]年の
終わり
は、対(の屋にお住まいの紫の上のところ)などでは、(新年の用意に)忙しく。
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